ボアアップキット装着!(5)
ホワイトクロスカブ(JA45)にSP武川の『Hyper S-Stage ボアアップキット 125cc(ビッグスロットルボディ付)』を取り付けます。
キット内容は
- S-Stage ボアアップキット 125cc(カム付) 01-O5-O126
- FIコン TYPE-e 05-04-0117
- ビッグスロットルボディキット 03-05-0153
まずボアアップキットを取り付けます。
前回の記事ではピストンを外すとこまででした。
それではいつものように取扱説明書にそって作業を進めていきます。
因みに取説はSP武川のホームページからダウンロードできます。
ボアアップキットの取説はこちら。
ピストンの取付
ピストンリングをピストンに取り付けます。
ピストンのリング溝にピストンリングを取り付けます。
上からトップリング、セカンドリング、サイドレール、エキスパンダーです。
取り付けるときは下から順番に取り付けます。
トップリングとセカンドリングは、文字が入っているほうを上にして取り付けます。
トップリングには”R”の文字があります。
ちっちゃい文字です。
セカンドリングには”RN”の文字があります。たぶん"RN"…
説明書のようにリングの合口は、120度間隔で取り付ける。
まあ、すぐに回ってしまうのでこの時点ではだいたい合わせとけばOKです。
ピストンピンサークリップを取り付ける。
片側のピストンピン穴のサークリップ溝にピストンピンサークリップを取り付けます。
左右どちら側でもOKですが、エンジンに取り付けるときにやりにくいほうを組んでおくと楽かな。
ピストンサークリップの合口は、ピストンピン穴の切り欠き部(赤丸)を避けて、ピストン上下方向に取り付ける。
ピストンを取り付ける。
コンロッド小端部、ピストンピン穴にエンジンオイルを塗布して、ピストンピンにモリブデングリスを塗布する。
ピストン頭部の”IN”マークをインテーク側(上側)に向け、ピストンピンを取り付ける。
エンジンを組むときはヤマハのモリブデンオイルを使っています。
まだ取り付けてないほうのピストンピンサークリップを取り付けます。
クランクケースに落とさないように、ウエスなどをかましておきましょう。
シリンダーの取付
シリンダーを取り付けます。
クランクケースのシリンダー取り付け面を清掃して、ノックピン2個と付属のシリンダーガスケットを取り付けます。
ピストンリング部にエンジンオイルを塗布してなじませる。
この時にもう一度ピストンリングの合口を120度間隔に合わせる。
シリンダー内周部も清掃した後、エンジンオイルを塗布する。
ピストンリングを指で押さえながら、慎重にシリンダーにピストンを入れていく。
カムチェーンをシリンダーに通す。
ガイドローラーを取り付ける。
ガイドローラーをシリンダーの取付穴に合わせて、ガイドラーラーボルトとシーリングワッシャーも忘れずに取り付ける。
仮止めでOKです。
カムシャフトの交換
カムシャフトを取り外します。
シリンダーヘッドのボルトワッシャーを外します。
ノーマルカムシャフトを外します。
外し難い時は、ロッカーアームのアジャストスクリューを緩めて取り外します。
カムシャフトくらべ
ボアアップキットとノーマルのカムシャフトを比べてみました。
左がSP武川製125ccボアップキット用カムシャフト、右がノーマルです。
カムの高さは同じのような感じです。
タイミングが違うのか、正直違いがわかりませんでした。
カムシャフトを取り付けます。
カムシャフトのカム部摺動部、ベアリングにエンジンオイルを塗布する。
矢印のとこです。
溝(赤丸)をロッカーアーム側に向けてカムシャフトをシリンダーヘッドに取り付ける。
シリンダーヘッドにボルトワッシャー(さっき外したヤツ)を仮止めする。
今回はここまで…
次はシリンダーヘッドを組んでいきます。
お楽しみに〜(^^)
これまでの記事はこちら
次回はこちら→ボアアップキット装着!(6)
ありがとうございました!