ボアアップキット装着!(7)

2019年11月23日

クロスカブJA45 ボアアップ シリンダーヘッド

ホワイトクロスカブ(JA45)にSP武川の『Hyper S-Stage ボアアップキット 125cc(ビッグスロットルボディ付)』を取り付けます。

キット内容は

まずボアアップキットを取り付けます。

前回の記事ではシリンダーヘッドの取付の途中まででした。

それではいつものように取扱説明書にそって作業を進めていきます。
因みに取説はSP武川のホームページからダウンロードできます。
ボアアップキットの取説はこちら

シリンダーヘッドの取付の続き

オイルフィラボルトを取り外す

エンジン左側下のオイルフィラボルトとシーリングワッシャーを取り外す。

クロスカブJA45 オイルフィラボルト

カムスプロケットを取り付けます。

クランクシャフトを反時計回りに回して、フライホイールの"T"マーク(赤矢印)をクラッチカバーの合わせマーク(青矢印)にあわせます。

クロスカブJA45
クロスカブJA45

カムスプロケットの突起を前方に向け、タイミングマークがヘッドカバーの取り付け面と平行になるようにカムチェーンに付け、カムシャフトの溝をカムスプロケットの突起に合わせて取り付ける。

クロスカブJA45 カムスプロケット

カムスプロケットボルトを仮止めする。

クランクシャフトを反時計回りに2周させて、フライホイールの"T"マークを合わせ、カムスプロケットのタイミングマークがヘッドカバーの取り付け面とあっているかもう一度確認する。

 

クランクシャフトを固定させて、カムスプロケットのボルトを規定トルクで締めつけます。

ボルト トルク12N・m

クロスカブJA45 カムスプロケット

オイルフィラボルトを取り付けます。

オイルフィラーボルト穴からエンジンオイルを少量注入し、オイルフィラボルトとシーリングワッシャーを取り付けます。

クロスカブJA45 オイルフィラボルト

バルブクリアランスの調整

圧縮上死点に合わせます。

圧縮上死点とは、ピストンが上死点(一番上)にあって、両バルブが完全に閉じている状態です。

なのでカムスプロケットで言えば、写真の状態です。

フライホイールの"T"マークを合わせ、カムスプロケットのタイミングマークがヘッドカバーの取り付け面とあっているところです。すでになっているとおもいます。

クロスカブJA45 カムスプロケット

バルブクリアランスの調整をします。

写真の赤丸部分の隙間のことをバルブクリアランスと言います。

ここにシックネスゲージを入れて、アジャストスクリューを回して調整をします。

バルブクリアランス IN EX共に0.1mm

クロスカブJA45 バルブクリアランス

バルブクリアランス調整専用工具のタペットアジャストレンチというのがありますので、これを使えば作業はやりやすいです。

クロスカブJA45 バルブクリアランス

手が汚い。

 

まずはIN側から調整します。

0.1mmのシックネスゲージを差し込み、左手で持っているアジャストレンチを締めていき、シックネスゲージを動かしながら少し抵抗があるぐらいでアジャストナットを締め込みます。

アジャストナットを締めた後ももう一度シックネスゲージを差し込んで確認をします。

クロスカブJA45 バルブクリアランス

EX側も同じように調整をします。

クロスカブJA45 バルブクリアランス

ヘッドカバーの取付

ヘッドカバーを取り付けます。

どうでも良いかも知れませんが、このヘッドカバーかっこよくないですか?

僕だけか、(笑)、でも良い感じです。

クロスカブJA45 ヘッドカバー

ヘッドカバーにガスケットを取り付けて、矢印の部分にシール剤を塗布する。

クロスカブJA45 ヘッドカバー

取説にはスリーボンド1215又は相当品とありました。

スリーボンド1215

かなり使い込んでます。

 

ヘッドカバーのボルトとマウントラバーを取り付けます。

マウントラバーは"UP"マークを上に向けて取り付ける。

クロスカブJA45 ヘッドカバー

矢印は、ほくろです。

 

規定トルクで締めつけます。

ボルト トルク10N・m

クロスカブJA45 ヘッドカバー

ZETAエンジンプラグに交換

タイミングホールキャップとクランクシャフトホールキャップをZETAのエンジンプラグに交換します。

クロスカブJA45 ZETAエンジンプラグス 
クロスカブJA45 油温センサー

Oリングを純正のキャップから外して取り付けます。

クロスカブJA45 ZETAエンジンプラグス 

良いですよねー。

ワンポイント、アクセントにお勧めです。

クロスカブJA45 ZETAエンジンプラグス 

各センサー、プラグの取付

油温センサーを取り付けます。

油温センサーとシーリングワッシャーをシリンダーに取り付けます。

クロスカブJA45 油温センサー

 

油温センサーのカプラーを取り付けます。

クロスカブJA45 油温センサー

 

油温センサーガードをシリンダーに取り付けます。

クロスカブJA45 油温センサー

 

配線クランプを元のように取り付けます。

クロスカブJA45 油温センサー

O₂センサーの配線を取り付けます。

ボディカバーを少し上げてO₂センサーのカプラーを取り付けます。

クロスカブJA45 O₂センサー

 

O₂センサーの配線をクランプに取り付けます。

クロスカブJA45 O₂センサー

スパークプラグを取り付けます。

スパークプラグとプラグキャップを取り付けます。

クロスカブJA45 プラグ
クロスカブJA45 エンジン

ボアアップキット装着!

ボアアップキット装着完了です。

本来なら、スロットルボディ、エアクリーナーボックス、マフラー、そして外装を取り付けて完了なんですが、ボアアップキット装着!は一旦ここで終わります。

実際、今回取り付けた、SP武川の『Hyper S-Stage ボアアップキット 125cc(ビッグスロットルボディ付)』には、

が入っています。

次はビッグスロットルボディですね!

 

そしてこのホワイトクロスカブのカスタムは始まったばかりです。

どこまでいくのでしょうかー。

まだまだ続きますのでお楽しみに〜(^^)

 

これまでの記事はこちら

ありがとうございました!