オフロードサスペンションキット装着!-フロント編

ホワイトクロスカブのカスタムもいよいよメインメニューに入ってきました。
今回はZETAのオフロードサスペンションキットを取り付けます。

オフロードサスペンションキット取り付けのフロント編ということで、フロントフォークをオフロード仕様に交換していきます。
どういうものかと言いますと、
フロントはロングタイプのシリンダーに組み替えることでストローク量、全長が+30mm長くなるハイリフト仕様。専用のフロントスプリングを設定し、伸びたストローク量に合わせて、純正よりバネレートを20%アップに変更。これに伴いダンパーの効き具合も調整し、長いストロークでしなやかな動作を可能とし、ダートでの路面追従性も向上し、底突きも抑える。
ダートフリークホームページより
ということです。
簡単に言うと、背が高くなってしなやかになるということです。(^^)
施工前はこんな感じです。

オフロードサスペンションキット取り付けフロント編
それではオフロードサスペンションキットを取り付けていきますが、最初に言いますと、この作業はかなり難しいです。
インパクトレンチや特殊工具が必要になります。
それらを使ってもかなり苦労しました。
不安な方は、バイク屋やプロの整備士にまかせたほうがいいですよ。
フロントフォークの取り外し
フロントホイールを取り外します。
アクスルナットを緩めます。

オフロードサスペンションキットを取り付けるとセンタースタンドがきかなくなります。
最終的にはセンタースタンドを取り外しますが、作業するにはセンタースタンドがあったほうがいいです。
木などをかましておきます。

ジャッキなどでフロントタイヤを持ち上げます。


アクスルシャフトを抜いて、フロントホイールを外します。

フロントフェンダーを取り外します。
4本のボルトを外して、フロントフェンダーを取り外します。

フロントフォークを取り外します。
フロントフォークを固定している下側のボルト(青矢印)を緩め、上側のボルト(赤矢印)を外します。

上側のボルトを外すとフロントフォークが抜けますので、注意して下さい。

写真の赤丸部分に上側のボルトが引っかかり、抜けないようになっています。

フォークブーツを取り外します。
上下のバンドのスクリューを緩めて、フォークブーツを取り外します。


フォークブーツが外れました。
純正のフォークブーツとバンドはオフロードサスペンションキットでは使いません。

フロントフォークの分解
オフロードサスペンションキットの取扱説明書や、ホンダのサービスマニュアルではトップキャップを取り外す前に、アウターチューブ下部のボルトを緩める又は外すとありました。
実際、アウターチューブ下部のボルトを緩めようとしましたが、固くて緩みませんでした。
先にトップキャップを外します。
トップキャップを取り外します。
上からトップキャップを押し込んで、赤丸のところにあるスナップリングを取り外します。

矢印がスナップリングです。

通常この状態では止まりません。
トップキャップは押し続けていないと、元の位置に戻ります。
なので、棒などでトップキャップを押し込みながら、スナップリングを外します。

なかなか難しいです。(^^)


やっと外れました。

フォークスプリングを取り外します。
インナーチューブからフォークスプリングを抜きます。
ピッチが狭いほうが下側に入っていました。
写真左側が下になってました。

フォークオイルを抜きます。
フロントフォークを逆さにして、インナーチューブをストロークさせて、フォークオイルを抜きます。

新車なので、きれいです。
怖いくらい赤いです。
シリンダーを取り外します。
アウターチューブ下部のボルトを外して、シリンダーを取り外します。

と、さらっと書きましたが、ここが一番の難所でした。
緩みません。
インパクトレンチを使っても固くて回りません。
いろいろ工夫しましたが、最後はドリルを使って外しました。
ボルトは新品に交換しました。

写真下の小さいスプリングが付いているのが、シリンダーです。
分解はここまでです。
インナーチューブを外す必要はありません。
くらべてみました!
シリンダーの長さを比べました。
左がZETAのオフロードサスペンションキット、右が純正です。

約3cmZETAのオフロードサスペンションキットのほうが長いです。
フォークスプリングのピッチを比べました。
こちらは左が純正、右がZETAのオフロードサスペンションキットです。
さっきと反対ですいません。

写真下のほうのピッチが細かくなっている部分が、ZETAのオフロードサスペンションキットのほうがより多いです。
少し沈んでからの粘りが出る感じでしょうか。
それでは、取り付けていきます。